top of page

【プロフィール】失敗を乗り越えて整理収納アドバイザーへ

更新日:2020年9月23日



はじめまして。山形の整理収納アドバイザーの「みうらまや」と申します。山形市在住1児の母です。


部屋の片付けを頼みたいけど、「もし否定されたらどうしよう」「物を捨てられないことを責められたら…」など、どんな人が来るか不安ですよね。自分の大切な物を一緒に整理するわけですから当然です。


私がどんな生活を送ってきたのか、どんな経緯で整理収納アドバイザーになったのか、どんな価値観を持っているかなど知ってもらえればと思います。


◆子どもの頃からスッキリした部屋に憧れていた

私が片付けに目覚めたのは、いつ頃だったでしょう。自分の持ち物を整理整頓するのは、小さい頃から嫌いではありませんでした。自分の部屋ができてからは、「引き出しの中を整理したり、模様替えするのが大好き」そんな子どもでした。


小学校高学年の頃から母に代わって、掃除をしていた私は、床にモノが置いてあると「掃き掃除ができない!」と部屋が散らかっていることにイライラ。8人家族でしたから、掃除をしても「すぐに汚れる・散らかる」そうした環境がイヤで、キレイな部屋に憧れるのは自然の流れでした。


片付けをして掃除をした後の部屋はスッキリして「気持ちいい!」と感じるようになったのはその頃からです。


◆引越しを14回経験。天然のミニマリストに

一人暮らしをはじめてからは、1年に1回引越しする生活を送っていたので、引越し費用を抑えるためにも、必然的に物を持ちすぎない生活を送っていました。


当時は、ミニマリストという言葉もまだない頃でしたが、「スーツケースひとつでどこへでも行けるくらいの身軽さでいたい」と思っていたので、天然のミニマリストだったのかもしれません。


所有する物は必要最小限。引越しする度に、不要な物を捨て、現在までトータル14回の引越しで整理する術を身につけました。


◆結婚・出産で一気に物が増える


そんな身軽な生活を送っていた私ですが、結婚そして出産を経験し、夫の物、ベビー服、ベビーベッド、ハイローチェア、離乳食グッズ、子供靴・おもちゃなど爆発的に物が増えました。また、産後のストレスの吐口が買い物に向かってしまったことで、あっという間に家の中は物で溢れかえってしまったのです。


物が増えていくにつれ収納棚を買い足し、隙間があれば突っ張り棒を設置し、ありとあらゆる収納テクを駆使して物を詰め込んでいました。収納棚を置くことで、当時住んでいたアパートの狭いリビングがさらに狭くなり、早く広い家に引っ越したいと不満ばかり募らせていました。


転機が訪れたのは、その頃読んだ本の中に書いてあった「今の収納に満足できないなら広い家に引っ越してもまた不満が出てくる」という言葉が胸に刺さり、「このままではいけない!」 と思い立って、家中の整理をはじめました。


◆物と心の繋がりに気づき始め、整理収納アドバイザーへ

実際に整理を始めると、壁にガーランドが飾られたり、かわいい雑貨を並べてみたり、本来の私がイライラするごちゃごちゃした部屋になっていたことに気がついたのです。


自分の物を整理し、バンバン処分していくうちに、だんだん家族の物が気になるようになりました。それが原因でケンカになり、(後々、それは別の問題をすり替えて物に当たっていただけだと気づきました)自分でもどうしていいか分からなくなっていました。


ちょうどその頃、整理収納アドバイザーの講師に出会うご縁があり、きちんと片付けについて学ぼうと思い、アドバイザーの資格取得に至りました。


整理収納アドバイザーの講習を受けたことで、ワンオペ育児で抱えた孤独を部屋を賑やかに飾ることで紛らわせていたのだと、物と心の繋がりの深さに初めて気がつけました。


◆数々の失敗の上に成り立っている


整理収納アドバイザーの勉強を始める前までは、家族にも捨てることを押し付けたり、物は少ない方がいい! と間違った考え方をしていました。今ではその教訓を生かし、「持ち主以外が捨てる判断をしてはいけない」と心してみなさんにアドバイスしています。


私は今までたくさんの収納グッズを買い、それらを捨ててきました。無駄な買い物をしてきたからこそ、本当に必要な物は収納グッズではなく、収納スペースに収まる量(適正量)を持つことが大切という結論に至りました。


散々自分の物を捨ててきたからこそ言えるのですが、物を捨てる行為は過去の失敗を認めるようなものです。自分の失敗を認めるのは、勇気が要りますし、罪悪感も生まれます。


ですが、自分の失敗を認めないうちは、失敗を見て見ぬ振りをするのと同じ。必ず同じ失敗(買い物)を繰り返します。一度苦い思いをすることで「二度と同じ失敗はするものか」と心に記憶させ、結果的にそれが無駄買いを抑制する効果があると実感しています。


事実、買い物大好きで浪費家だった私が、今ではほとんど物を買わなくなりました。物を捨てるというもったいない行為をしたことで、すぐ壊れそう、飽きそうと思う物を買うことはもったいないと思えるようになったのです。


逆に、「高くて買うのがもったいない」と思っていたような物でも「長く使える。大切にしたい」と思える物には、お金を使えるようになりました。以前は、安物買いの銭失いでしたが、今ではきちんとお金を使えるようになったと感じています。



◆失敗なくしては成長はありえない



人は失敗なくして成長はありえません。それでも、みなさんに物を捨てることを強要することは絶対にありません。「捨てられない」「もったいない」と思う気持ちは十二分に理解できますし、何より自分で気づき、自分で判断することが重要だと思っているからです。


整理の効果は、言葉で説明しても中々伝わりづらいところがあります。あれこれ悩んでいるより、まずは実行してその効果を実感するしかありません。案ずるより産むが易し。整理収納を通じてみなさんの成長をお手伝いします。





閲覧数:540回0件のコメント

最新記事

すべて表示

料金改定のお知らせ

日頃よりクラシノリズムをご利用いただき誠にありがとうございます。 誠に心苦しいお知らせではありますが、サービス料金の取引価格につきまして、2024年4月1日より、下記のとおり改定させていただきたく、謹んでここにお願い申し上げます。 昨今の諸物価の上昇に伴い、やむを得ずこのような対策を講じなければならなくなりました。 お客様各位には大変ご迷惑をおかけすることになりますが、なにとぞ事情ご賢察の上、ご協

bottom of page